2026年08月22日
近本光司の一歩目と外野守備範囲を親子で読む視点
近本光司の一歩目と外野守備範囲を親子で読む視点
プロ野球を見るとき、打率やホームランだけに目が行きがちです。けれど、近本光司選手の面白さは、打つ前、走る前、捕る前の「最初の一歩」にあります。阪神タイガースの外野手として知られ、2018年ドラフト1位で入団し、2023年の日本シリーズでは最高殊勲選手に選ばれました。数字に残る活躍だけでなく、親子で試合を見るときに気づきやすい動きに絞って見ていきます。
目次
- 近本光司を見るなら打席前の準備から
- 外野守備で目立つ一歩目と位置取り
- 走塁で分かる判断の速さ
- 親子で試合を見るときの着眼点
1. 近本光司を見るなら打席前の準備から
近本光司選手は左打ちの外野手です。打席では、いきなり強く振るだけではありません。投手の球の速さ、守っている野手の位置、自分の足を生かせる場所を見ながら準備しています。
たとえば、内野の間に転がせば、普通ならアウトになりそうな打球でもチャンスになります。足が速い選手は、打った後の数歩で相手にあわてさせます。ここが近本選手らしいところです。
小学生が見るなら、バットに当たった瞬間だけでなく、打席に入る前の表情や足の置き方を見ると分かりやすいです。「打つ前から勝負は始まっている」と感じられます。
2. 外野守備で目立つ一歩目と位置取り
外野手は、ただ遠くのボールを追う人ではありません。打者ごとに立つ場所を少し変えます。右打者か左打者か、強く引っぱる打者かで、待つ位置が変わります。
近本選手の守備では、打球が上がった後の一歩目が大切です。前に出るのか、横に走るのか、後ろに下がるのか。その判断が早いほど、むずかしい打球が普通のフライに見えます。
意外にも、守備のうまさは派手なジャンプだけでは分かりません。楽に捕っているように見えるプレーほど、最初の準備ができていることがあります。
3. 走塁で分かる判断の速さ
近本選手を見るときは、塁に出た後も目を離せません。盗塁だけでなく、外野に打球が飛んだときに次の塁へ進む判断も見どころです。
走塁では、次のようなことを一瞬で見ています。
- 打球がどこへ飛んだか
- 外野手が前向きで捕るか、横向きで捕るか
- 中継に入る内野手の位置
- 自分と次の塁までの距離
つまり、足の速さだけでは足りません。見る力と決める力が合わさって、よい走塁になります。
4. 親子で試合を見るときの着眼点
近本光司選手のプレーは、野球を始めたばかりの子にも学びがあります。強く打つ、速く走るだけでなく、「先に見ておく」「早く動き出す」という基本が詰まっているからです。
親子で見るなら、次の場面を一緒に確認すると楽しくなります。
- 打席に入る前にどこを見ているか
- 守備位置が打者ごとに変わるか
- 打球後の一歩目がどちらへ出るか
- 塁に出た後、次の塁をねらっているか
近本選手の魅力は、目立つ結果の前にある小さな準備にあります。そこに気づくと、プロ野球はもっと細かく、もっと面白く見えてきます。